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4.7.1
前年度以前の取引の訂正
4.7.1.1
前年度の仕訳に誤りがあることが判明しました。
前年度の決算書は、理事会の承認を経て既に確定していますから、当年度の処理にしてください。
4.7.1.2
職員預り金が台帳とあわず、前年度の処理が間違っていることが判明しました。
金額的に少額であれば、前年度の決算は訂正しないで、当年度に処理してください。| 借 方 | 貸 方 | 摘 要 | ||
| 職員預り金 | 300 | 雑収入 | 300 | 預り金間違いにより修正 |
4.7.1.3
前年度の3月で預かった職員の社会保険料の計算を間違えて、30円足りませんでした。
前年度の決算は訂正しないで、当年度に処理してください。| 借 方 | 貸 方 | 摘 要 | ||
| 雑費 | 30 | 職員預り金 | 30 | 預り金間違いにより修正 |
4.7.1.4
前年度の決算時に、給付費についての未収金を多く計上してしまって未収金560,000円が残ってしまっています。
前年度の決算は訂正しないで、当年度に処理してください。| 借 方 | 貸 方 | 摘 要 | ||
| 過年度収支修正損 | 560,000 | 事業未収金 | 560,000 | 過年度分未収金修正 |
4.7.1.5
前年度の事業活動計算書の修繕費について、固定資産に計上すべきと県の会計監査で指摘があり訂正するよう指導されました。
前年度の決算は訂正しないで、当年度に処理してください。| 借 方 | 貸 方 | 摘 要 | ||
| 建物 | 10,000,000 | 減価償却累計額 | 90,000 | 前年度取得建物計上 |
| 過年度損益修正益 | 9,910,000 | |||
4.7.1.6
前年度の給付費の誤過請求ということで、今年度の請求分から差し引かれて入金になりました。
給付費については、差し引かれていますから特に仕訳は必要ないでしょう。
4.7.1.7
昨年度に施設整備等補助金により車輌を取得しましたが、国庫補助金等特別積立金への計上がされていませんでした。