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検査ID 18308 通常あるはずの関連する科目の伝票がない


検査内容等

[26611 設備資金借入金元金償還寄附金収益]の残高があるので、基本金組入れの処理が必要な場合があります。
内容を確認し、基本財産を取得するために借り入れた設備資金借入金の償還のための寄附金であれば、第2号基本金の組入れが必要です。

対処方法

仕訳については、[46001 基本金組入額]/[5001-2 2号基本金]で計上してください。
毎年度発生することが多いですから、前年度を処理しているかどうかが参考になります。

操作方法


その他の参考情報

旧基準では、第2号基本金の組入れは、固定資産に限られていました。しかし、新基準では、固定資産だけでなく初度調弁費の内10万円未満の消耗品費等も含めて組み入れることとされました。そして、固定資産以外の部分は、見合いとなる資産は存在しませんが、その分を取り崩すことはしません。会計基準の取崩しの規定に該当しないからです。

なお、新基準では、基本金の内訳として第1号、第2号、第3号基本金は勘定科目としては規定されていません。しかし、その内容は変わっていませんから、従来の号数を使ってここでは記載しています。
なお、純資産の中の単なる振替である第4号基本金は、廃止されています。もし、基本金に含まれている場合、取り崩して繰越活動増減差額にするか、○○積立金に振り替えてください。
特定の目的を持った○○積立金にした場合は、理事会の議決が必要ですし、同額の○○積立資産も積み立ててください。

Q4.1.6.1 基本金について