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検査ID 30515  貸借対照表(BS)金額と固定資産管理台帳の金額が一致しない


検査内容等

期首残高について不一致がありますから、まず最初にBS残高と固定資産管理システムの固定資産管理台帳の期首の金額を合わせます。
期首が、[○,×,×]ですから、取得価額は一致しており、過年度の減価償却累計額に相違の原因があります。

対処方法

例として、次のようなケースが考えられます。

@過年度において、減価償却がされていないまたは固定資産管理台帳と異なる金額の減価償却伝票を起こした年度があった。
⇒期首の減価償却累計額についてBSと固定資産管理台帳が一致するように、減価償却累計額を増加または減少させる伝票を起こします。
減価償却累計額を増やす場合には[49598 過年度損益修正損/2226 減価償却累計額]、減らす場合には[2226 減価償却累計額/29998 過年度損益修正益]にし、非資金取引ですから、[関連なし]にして下さい。

【修正後に実施すること】

減価償却伝票を固定資産管理システムからすでに転送している場合は、減価償却伝票を削除してください。
減価償却伝票を固定資産管理システムからまだ転送していない場合や削除した場合は、減価償却伝票を転送してください。
転送が終了したら、BSと固定資産管理台帳の期末金額(取得価額)、減価償却累計額、帳簿価額が一致していることを確認してください。

操作方法

試算表から伝票を特定し修正する
減価償却伝票を発行する
減価償却伝票を削除する
固定資産管理システムへデータ登録する
固定資産管理システムのデータを修正する
取得の仕訳伝票を自動発行する
除売却の仕訳伝票を自動発行する
貸借対照表を印刷する
固定資産管理台帳を印刷する

その他の参考情報

固定資産管理台帳等の見方については、検査ID 31010  をご参照ください。