検査ＩＤ 15150 通常あるはずの伝票がない

[1021　受取手形］について、本年度の伝票がありませんが、よろしいですか？

1年超の期間の手形は通常ありませんから、処理されずに残っているということは、入金時に他の勘定科目（事業未収金、就労事業支援収益等）で処理された可能性があります。手形の決済日における仕訳を確認し誤って○○収益等で処理していたら、「受取手形」の減少に訂正してください。

当年度も翌年度も回収できず、翌年度以降の回収になるような場合には、「2251　長期貸付金」に振り替えることになります。
また、相手先が倒産等して回収することができないことが確定した場合は「8462　徴収不能額」、確定してはいないがその可能性が高い場合は、「1091　徴収不能引当金」を計上することが必要です。

総勘定元帳から伝票を特定し修正する

就労支援事業や授産事業を実施している法人で発生する可能性はありますが、通常の場合は発生しません。
なお、小切手を受け取った場合、すぐに金融機関に持ち込むでしょうから「預金」で処理してください。一時的に、法人で保有する場合は、「現金」で処理します。
Q4.1.2.3 小切手を受け取りましたが、どの科目で処理すればいいでしょうか？